大腸注腸検査(バリウム)の説明


 

 

   注腸検査は、胃部レントゲン検査と同じくバリウムを使用して行います。
  注腸専用バリウム(約250cc)を肛門から注入し、その後空気を入れて大腸全体を膨らませます。

  身体を何度か回転しながらバリウムを大腸全体の壁に付着させた後、直腸・S状結腸・下行結腸・横行

  結腸・上行結腸・盲腸と大腸全体の撮影をいたします。
  結果は、検査終了後お聞きいただけます。検査時間は約20分程度です。

 


 <少しおなかが張ります>


   空気を入れますので、おなかが張ってきますが少しご辛抱下さい。
   空気を入れるときは、何度か大腸の観察をしながら入れますのでご安心下さい。
   検査終了後トイレで、オナラとして出していただきますとすぐに楽になります。

 


 <注腸検査の特徴>


   注腸検査の特徴は、細かい病変(かなり小さなポリープなど)や病変の位置また大きさなどの確認

   ができます。また大腸は長さや曲がりぐあいなど個人差がありますので全体を把握するうえでも重

   要な検査となります。
    

 

 <前処置について>


   大腸の検査を行う上で、大切なのは大腸の中の便をすべて出してしまうことが必要です。
   注腸用の計画表に基づき、検査前日の朝・昼と専用の食事を食べていただきます。
   午後8時に下剤(200ml)を飲んでいただき、その後は就寝までに何回か排便していただきます。
   検査当日の朝は、座薬を使用していただき残りの便を出していただきます。
   便の変化表(写真)をもとに色・形・回数などを確認していただきまして来院していただきます。
   来院時にもう一度排便していただきまして、問題がなければ検査を実施いたします。

   人によって便秘ぎみな方、毎日が軟便の方といろいろですが、事前に排便の調子やお仕事や
   生活状況をお聞きしまして、受診にあたり一番よい日を打ち合わせのうえご予約いただきます。

   大腸で気になる症状のある方、排便時に出血がある方、便潜血検査で陽性と判定された方など

   お気軽にご相談下さい。

   なお、受診お申込みやご相談については、直接診療時間内に起こしください。